嘔吐ロックな日々

東京都内で活動するロックバンド、ド真ん中ズンのボーカル、ここにいるよ杉浦がやるせないダメダメな日々を嘔吐する新しい形のブログです。 好きな音楽は、ブルーハーツ、ハイロウズ、クロマニヨンズ、Theピーズ、真心ブラザーズ、たま、水中、それは苦しい、グループ魂、エレファントカシマシ、忌野清志郎など。 好きな作家は、太宰治、夏目漱石、灰谷健次郎、町田康など。 趣味はバンド、読書、散歩。

2011/12/04地球コーラ企画@新宿JAM

今日は新宿JAMにて、僕が生まれて初めて敬愛したバンド、地球コーラ様の企画に友情出演させていただきました。
無題

初新宿JAM、初地球コーラ御中との対バンと、すごい光栄な事目白押しで、僕の心はプッチンプリンが落ちてくるのを待つ皿のようにドキドキしていました。
じらさないでよ

ライブはこんな感じでした。
ジャーン2

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シーン

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ジャーン
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ぱちぱち

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次の曲やります

以下繰り返し。

まあ完璧に除け者でしたね。完璧に前座でしたね。完璧にピエロでしたね。
キンタマだけは無情にも痛んでおりましたよ。

ライブが終わって我に返ったときに私はなんとなく寂しくて、自分の作ったCDのジャケットを破って口の中でもぐもぐしていましたからね。さすがに飲み込めませんでしたけど。

次回はがんばろう。
いつか実力で新宿JAMに立とう。

地球コーラ、今日対バンした皆様、お客様、スタッフさん、全ての人にありがとうと言いたい。またどこかで!

泌尿器科の朝は早い 2

ということで、前回の更新からかなり日時が経ちましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
すっかり冬だなあという感じになりましたね。

申し遅れましたが、私はド真ん中ズンというバンドのボーカルです。
12月4日には新宿JAMで、12月10日には町田ACTで、ライブをするので来てください。
お願いします。

さて、前回のお話では、私が泌尿器科に行った経緯と、普段孤独を感じている私とこの世界が、泌尿器科を通じて、繋がったという感覚を覚えたところまで話しましたね。

本文に入ります。

泌尿器科には、真面目そうな男性がたくさんいた。時間帯も関係あったのかもしれない。生殖器に悩みを抱えた真面目なサラリーマンは土曜日の午前に泌尿器科へ集まるのだ。その他大勢が、家族サービスをしてる時、恋人とデートをしてる時、友人と電車に乗る時、選ばれてしまった者達は孤独を背負い泌尿器科のドアを叩く。のである。

今、僕たちは世界だ。

ここにいる男はみんな心細そうだ。どこか怯えている。自分の行為を後悔したような目をしてる。なんていうか、ロックだ。
しかし、そんな孤高の漢の中で、一際目を引くのがやはりキラキラケバケバした若い女性(数名いた)だろう。人を見かけで判断するのは、本当によくないことだ。でも、僕は普段の孤独の中で鍛えた想像力をここぞとばかりにいかんなく発揮した。

い ろ い ろ や っ て ん だ ろ う な あ !

待合室のソファの前に壁掛けのモニターがある。
映るのはアンジェリーナ・ジョリーの映画。
とてもスリリングなアクション映画。
彼女がボートに乗って水上を高速で移動しながら何か叫んでいる。
モニターに顔のアップが映る。
僕にはそれが聞き取れない。
なんか知らんがすごいスリリングだ。

「スギウラさんどうぞー」
僕は診察室へ飛び込んだ。

ドアを越えればそこは診察室。いよいよ迫る審判の時。
ベイビー、僕の左睾丸はどうなっているのかな。
荷物を白い籠に放り込み、遂に医者と対峙。
僕はこいつに全てをさらけだす。
自分でもあまり見ない部分を見せる。

時計みたいな顔をした医者は、僕にベッドに寝るよう指示した。
指示に躊躇がない。さすが医者である。
左側が壁、残り三方がカーテンにて仕切られたベッドに僕は寝た。
看護婦の声がする。

「患部をお出ししてお待ちください」(意味:ちんこ出せや)

僕は言われたまま、ズボンを脱いだ。
脱いだ瞬間がバレるのが恥ずかしいから、ベルトを外すカチャカチャが外に聞こえないように配慮した。

真っ白い壁、真っ白いカーテン、真っ白い天井、やわらかい照明、露出された下半身。

僕は母親の胎内にかえった気がした。

カーテンが動き、光の道筋が変わる。
ぬっと入ってきたのは、あの医者だった。

僕は恐くて天井を見たまま固まっていた。
しかし、医者のテクニックはすごかった。
人間が本来、他人の性器に触れる時に抱くであろう、愛情とか感情とか、なんかそういう人間らしさというものが、彼の接触からは一切排除されていた。これを無機質コンタクトと僕は名づけた。

30秒くらい僕は彼に身を委ね、終わるときが来るのを待った。
「大体わかりました。」
ベッドから出る医者。
「ズボンを履いてよろしいですよ」
と看護婦の声。

看護婦はきっと行為が終わるまでベッドのカーテンの外にいたのだろうが、
いったいどんな思いを巡らせていたのだろう。
ベッドの中で下半身をまさぐられる青年とまさぐる中年。イッツカオス。キングオブカオス。

僕が我に返ったとき、医者はバシャバシャ手を洗っていた。
そこまで洗うかというくらい念入りに。

僕がベッドから出ると、医者がPCになにやら見慣れぬ文字を打ち込んでいる。
「スギウラさんねえ、飲酒と性行為はなるべく控えてください」
さっき僕の睾丸をコネコネした医者が真面目な顔をしてる。

慢性前立腺炎。モニターに浮かぶ病名。

「飲み会の後に風俗なんて行っちゃだめですよー」
さっき僕の睾丸をコネコネした医者が冗談を言っている。

―お会計を済ませた僕はグーグル先生に尋ねてみた。
めぼしいサイトを開く。

「慢性前立腺炎は完治します!」「慢性前立腺炎完治しました!」
なるほど。慢性前立腺炎は完治しにくい病気らしい。

泌尿器科の朝は早い 1

昨日、私は某泌尿器科へ行きました。

思えば、私は学生時分に、とある深刻な理由で肛門科へもかかったことがある。
その際は、よぼよぼの爺さまに器具や指を用いて、デリケートな部分を執拗に責められ、私の視界がぶよぶよになって、見えているものが近くに来たり遠くへ行ったりしたのだが、今回はそれよりはましだろうと、意気揚々と山手線に乗りこんだ。

23歳という若輩にして、肛門科、泌尿器科とに通院経験を持ってしまった私は下腹部の脆さに関しては一種の才能を認めてよいのかもしれない。特にこれまでの経験から過度の飲酒をすると、下腹部に異常がきたされるようである。
今回も自宅にて、日本酒「久保田 千寿」を一人でぐいぐいと飲んで、田口と夕飯を食べに行ったピザ屋でコーラ入りハイボールを飲んだ後に、「あれ、なんだか歩いていると左の睾丸が痛いよ。くりくりされてるよ。歩きにくいよ。」などの症状が出始めた。それから、あれよあれよという間に一週間たっぷり、私は左睾丸を何かにくりくりされつづけてきた。

にぎわう山手線の中で、「私はこれから泌尿器科へ行くんだよ。ちょっとおしゃれをして泌尿器科へ行くんだよ。」と思うと、なんだか普通の人とは違う休日の過ごし方をしてる気がしてルンルンした。

土曜日の診察は朝10時からだったので、
9時45分ごろ病院に行くと、待合室は満員であった。
「すげー、泌尿器科の患者の必死度すげー。」と思った私は「初診です。」と受付の、おそらく男性の陰部を見慣れた看護婦さんに保険証を渡した。
「後で尿検査しますので、座ってお待ちください。」という看護婦さんに対して、「やばい!!」と思う僕。そんな急に尿は出ない。家でしてきちゃったもん。

出ないのならば作るまでよと、「ちょっと外に出てきます。」と、仕事の電話がかかってきたふりをする為に、携帯電話を耳にあてながら外へと僕は出て、自販機を探した。貸し駐車場にあった自販機で僕が選んだ飲み物は「からだ巡り茶」。実に爽やかな朝である。

ぐびぐびっと、広末涼子を感じながら、茶を飲み干し、再び待合室へと向かう。ドアを開けてふと思う。今はここが僕の居場所。待合室にいる人たちはみんな僕の仲間。ここには誰よりも頼れるお医者様がいる。僕の睾丸はうきうきと疼いていた。

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