こんばんは!
ド真ん中ズンのここにいるよ杉浦です。

さすがに疲れた。
さすがに疲れたぞ。

という訳で僕は披露困憊です。


しかしなか卯の親子丼はうまいな。
めちゃくちゃうまい。



ところで親子丼って名前を付けた奴は鬼畜だな。

親の顔が見てみたいわ。

だって、親子丼の具の親子は、結局それぞれの親や子に出会えてないからな。
出会う前に調理されてるからな。

そもそも本当の親子かどうかなんて誰にもわからないし。

それを人間は、鶏だから親、卵だから子、こりゃ親子丼だ!
傑作じゃないか!

なんつって、死んだ鶏肉と死んだ卵をかきまわして、変わり果てた姿の親と子をほかほかの白米の上にぶちまけるのさ。




親子丼の声が聞こえる。
「坊や!私の坊やはどこ!?」




親子丼の声が聞こえる。
「ママ!わたしここだよ!ママ!」





我々人間はその言葉を聞くこともなく、一思いにむさぼるのだ。親子丼を。



ああ。まるで白米は白骨化した亡骸のよう。


また、新たな犠牲者がその上にぶちまけられる。


毎日毎日繰り返される大量虐殺。


500円そこらで買える親子の終焉。



その時、
親は子にどんな背中を見せ、
子は親をどんな目で見つめるのか。

ああ。それでも子はこういうだろう。




「わたし死んだら親子丼になりたい!
だって、ずっとママと一緒にいたいもん!」




明日からこのくらいの気持ちを背負って親子丼と向き合ってください。

そして、明日朝起きたら、「お母さん、いつもおいしい料理をつくってくれてありがとう。お父さん、いつもお仕事お疲れ様。」と両親に言ってください。

ド真ん中ズンは大晦日に高円寺ミッションズでライブをします。

それまでに僕はあと何回親子丼を食べるでしょうか。

なか卯の親子丼は非常にうまい。

明日も親子丼は作られ続けます。